それでは完結編です。。
④そもそも「他人の子」を思って本気でアドバイスする人はいない。。。
これは、私が何度も直面した子育ての闇・・・です。
あまり、こういった形で言うべきではないのかもしれませんが、
ここにまさに子育てにおける『闇』を実感しましたので、これから希望をもって子育てを始める「新米ママ・パパ」さんの免疫になればと思って、あえて書きますね。
これまで、子どもの教育方針を決めるときに、自分で調べて信じた方法を選ぶべきと言ってきましたが、それでも誰かの意見を聞きたいときがありますよね。
その時は、覚えておいてください。。。
人の子に本気でアドバイスする人は、、、
『いない』ということを。
たとえば、
私は学力の面で一般的に平均、もしくはそれ以下のお子さんを持つママから、
学習習慣のアドバイスをもらったことはありません。 下手すると「のびのび育てればいいのよ」発言の裏に二の舞にさせようという意図すらうかがえることもあったりしました。
そして、子どもの学力が同等レベルのママからは、
価値観が同じでない限り、ほとんど情報交換や・アドバイスをしあうことはありません。下手すると、学習環境、方法と成果の探り合いだけです。
我が家の有効な方法は教えないけれど、相手の有効な方法は探りたい、とまるでスパイ大作戦の様相です(笑)。
一番驚いたのは、うちの子の勉強方法について、下の子に「おねえちゃんは何をやっているの?」と探ってくるお母さんもみえるほどでした。
これは学年が進むほどこの傾向があります。
③でもふれましたが、みなさん「自分のやってきた教育方針が正しい」と、信じている、信じたいので、それを他のママに話して違っていた場合にどう思われるか、不安になってしまうんですね。
また、成績優秀で進学校に進んだお子さんのママさんに、アドバイスを聞くチャンスがあっても、「良い情報教えてくれるけれど、その使い方は個人差・家庭の環境の違いがある」ので、結局ちゃんとしたルールとカリキュラムでやらないと、身に付きません。
例えるなら「株の情報」みたいなものですね。
『値上がりする株』を教えてくれるけれど、
それをいつ買うか、どれくらいの量買うか、いつ売るかまでは教えてくれないのです。
そして、もちろんその成功ママはそこまでフォローしてくれません。
だって、しょせん『しょせん他人(ひと)の子』なんですから。
ついに、言っちゃいました(笑)
あなたも逆の立場だったら、アドバイスを求めてきたママに「素晴らしい情報」をあげることに抵抗はなくても、
その人が出来たかどうか、続けているか、困っていないか?まで、定期的に声掛けしてあげることができるか、考えてみてください。
きっと、「お金をもらっても気が進まない」
のではないでしょうか?
以上のことから、
『価値観の合うママ友以外との交流は(教育方針の決定において)メリットがない』ことがわがっていただけたと思います。
では、その価値観の合うママ友はどこで出会えるのでしょうか?
それは「コミュニティ」です。
「次世代で子どもが活躍するために今の教育だけでは不十分であるという信念」をもった、親さんたちだけのコミュニティの場においてのみ、情報交換と、教育の機会損失をしないための相互フォローが出来るのです。
ある意味、『運命共同体』くらいの意識ですね。
中途半端な情報交換グループを作って、自分が高い教育意識を持っていることをママ友にアピールすれば場合に、寄ってくるのはたいてい「情報クレクレママ」だけです。
「情報クレクレ」ママは我が子に有益な情報に対しては、非常に貪欲で積極的なのですが、言い換えれば『我が子さえよければいい』という面が非常に強く、一度グループに入れてしまうと、善意のギブアンドテイクで成り立っている人間関係は必ず崩れます。
また、コミュニティを作るにあたって、一般応募はおすすめしません。どういうことかというと保育園、幼稚園の保護者会では『玉石混交』なので、相互にメリットを与えられる良質のメンバーは絶対に見つかりません。先に触れた「たまたまママ友」ですからね。
むしろ、
『意識の高い親さんほど、目立たないようにしています』
ただし、
各自が意思をもって選んだコミュニティの親御さんなら、通ずる可能性があります。
たとえば、
・塾の保護者会(同じ塾なら価値観が近い)
・習い事(公文、そろばん、学研・・・)
など、考えの近いほかのパパママと出会えることもあるでしょう。
しかし、
次世代で活躍するニュータイプの育成タイミングという観点では、習い事や塾を考えるレベルの年齢からコミュニティに所属するのは、
「遅すぎます。」
理想は『0歳から』
遅くとも『3歳』までには、次世代に必要な学習を意識して、教育方針を決めて、同じ価値感をもつパパママとのコミュニティに所属することで、
【結論】ママ友は基本的に、 「他人の子」を思って本気でアドバイスする人はいない と割り切るべきです。
そして、お互いに良い情報交換と、良い影響を与えるためには、確固たる意志をもった運命共同体に近い、メンバーで作るコミュニティに所属するべきです。
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